GoogleのE-A-T対策と高め方!現代SEOで生き残る戦略と考察

  • 2019年8月9日
  • 2024年8月21日
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結論から言うと、全アフィリエイターやブロガーは、このE-A-T対策をどこまで真剣に考えられるかが、今後のGoogleのSEOという土俵で生き残れるかのリトマス紙になると考えています。

そして、「E-A-T≒アフィリの終わり」ではなく「E-A-Tを攻略した人≒次の時代の生き残り」だと思って取り組むことが大切だと思っています。

今回は、まだ未検証の情報ばかりですが、昨今のymylで苦しむアフィリエイターが多いので、僕なりの考察とアイデアをまとめたいと思います。

 

 

そもそも「E-A-T」とは?

そもそも「E-A-T」とは「専門性、賢威性、信頼性」の略称で、Googleの「検索品質評価ガイドライン」に登場し、世界中のWEBマスターたちに一気に広がった言葉です。

「E-A-T」とは?

  • Expertise(専門性があること)
  • Authoritativeness (権威があること)
  • TrustWorthiness (信頼できること)

そして、E-A-Tに関する重要な部分は以下の引用部分です。

 

3.1. ページ品質の評価:最も重要な要素

ページ全体の品質を評価するのに、最も重要なファクターが、下記です。

1.メインコンテンツの品質、そして量
2.ウェブサイトの情報、もしくは、ウェブサイトの責任者についての情報
3.ウェブサイトの評判
4.専門性、権威性、信頼性(E-A-T)

(中略)

3.2 専門性、権威性、信頼性(E-A-T)についての補足

ページやサイトが備える専門性、権威性、そして信頼性(E-A-T)の度合いは、非常に重要な要素です。そのページのメインコンテンツの品質や量、ウェブサイトの情報、ウェブサイトの評判、といった全ての要素は、究極的にはウェブサイトのE-A-Tを測るためのものです。

ウェブサイトが持つ「専門性」というのは、ゴシップサイトやファッションサイト、ユーモアサイトやフォーラム、Q&Aサイトに至るまで、どんなサイトにも存在し得るものです。実際に、あるタイプの情報は、フォーラムやディスカッションサイトでないとほとんど見つかりません。こうしたサイトは、専門家が集まったコミュニティが、特定の話題について、価値に富んだ視点を提供し得るためです。

高品質な医療関連のアドバイスは、適切な医療専門性を備えた、もしくは専門機関から認定済みの人もしくは組織によってもたらされるべきです。高品質な医療アドバイスや情報は、プロフェッショナルな立場から書かれ、制作されるべきであり、また常時編集され、レビューされ、更新されるべきものである。

高品質なファイナンスに関する助言、法律に関するアドバイス、税に関するアドバイスなどは、専門家が情報源となっているべきであり、また常時メンテナンス・更新がおこな割れるべきものである。

住宅改築(何十万円もかかり、人々の生活状況に大きな影響を与えうるもの)、あるいは子育てに関するトラブル(家族の将来の幸福に影響を与えうるもの)といった話題についての高品質なアドバイスを掲載するページは、ユーザーが信頼をおけるような、専門家、あるいは経験を積んだ情報源によって提供されるべきである。

写真やギターの演奏といった趣味に関する高品質なページも、同様に専門性が要求される。

こうした話題に必要な「専門性」には、形式的な裏付けはさして必要ない。多くの人びとが、何かしらの製品とかレストランとかいったものについて、極めて詳細で役に立つレビューを書いていたりする。多くの人々が、フォーラムやブログで生活の知恵や経験をシェアしている。こうした普通の人々は、おそらく、彼らが生活の中で経験してきたそうしたトピックにおいては、エキスパート(専門家)と考えて差し支えないだろう。もし、ある特定の個人が作成したコンテンツが、その個人をそのトピックにおける「専門家」たらしめるようなタイプのもの、もしくは人生経験の量をともなうものであれば、我々はこれを「生活の中の専門家」として価値づけ、また、その個人もしくはページ、もしくはサイトが、正式な教育や訓練をその領域で積んでいないからといって、そこにペナルティを与えるといったことは行わない。

YMYL関連のトピックにおいて、生活の中で専門性を備えることも可能である。例えば、特定の病気を持つ人々のために、フォーラムやサポートページが存在している。個人的な経験をシェアすることも、生活の中の専門性を形成することになる。ある例のフォーラムの参加者たちは、彼らの愛する人が肝臓がんを患った時、どれだけ長く生きたかを話している。これは専門性を持つ人の個人的な経験をシェアする例の一つで、医学的なアドバイスとは区別されるものだ。特定の医療情報や助言(生活における経験の説明とは異なるもの)は、医者、もしくはその他の医療/健康に関するプロフェッショナルから提供されるべきである。

そのページのトピックについて考えよう。その目的をうまく獲得するために要求される専門性とは、どういったものだろうか?一般的にどういったものが専門的だとみなされるかは、そのページのトピックによって異なるものとなるだろう。

 

英語が全く読めない僕でも、翻訳者がいてくれるのは本当にありがたいですね(笑)

今のGoogleのガイドラインの翻訳文章を要約して考えると、以下の3つがE-A-Tに関する事実だと考えることができます。

「E-A-T」の要約

  1. E-A-Tの度合いは非常に重要な要素
  2. 「専門性」はどんなサイトでも存在し得るもの
  3. 「専門性」には、形式的な裏付けはさして必要ない

これらのことを考えると、E-A-Tが高いサイトほど上位表示され、専門性に関しては個人でも作れる領域があると言えます。

また、Googleはガイドラインの中で

ウェブサイトが持つ「専門性」というのは、ゴシップサイトやファッションサイト、ユーモアサイトやフォーラム、Q&Aサイトに至るまで、どんなサイトにも存在し得るものです。

(中略)

「専門性」には、形式的な裏付けはさして必要ない。多くの人びとが、何かしらの製品とかレストランとかいったものについて、極めて詳細で役に立つレビューを書いていたりする。

(中略)

もし、ある特定の個人が作成したコンテンツが、その個人をそのトピックにおける「専門家」たらしめるようなタイプのもの、もしくは人生経験の量をともなうものであれば、我々はこれを「生活の中の専門家」として価値づけ、また、その個人もしくはページ、もしくはサイトが、正式な教育や訓練をその領域で積んでいないからといって、そこにペナルティを与えるといったことは行わない。

上記の通り明記していることを考えれば、我々個人のWEB担当者でも「専門性」においては十分勝負できる勝算があることと案に伝えていると考えられるからです。

 

一方、賢威性や信頼性においては、明確な記述はありませんが、その後に続く「4.5 A High Level of Expertise/Authoritativeness/Trustworthiness (E-A-T)」の項目にて

High quality pages and websites need enough expertise to be authoritative and trustworthy on their topic.

(高品質のページとWebサイトには、トピックについて権威性と信頼性を確保できる、十分な専門知識が必要です。)

と書いてあることから考えると「十分な専門知識でもってトピックを作成できる人は、賢威性も信頼性も兼ね備えた高品質のWEBページが作れるであろう」とGoogleが捉えていると言えそうです。

つまり、われわれ個人のWEB制作者(アフィリエイター、ブロガー含む)がやるべきことは「専門性」を発揮したWEBサイトの構築に尽力することが、E-A-T対策で最も有効な手段の一つと言えそうです。

E-A-T対策の考察

  1. 「専門性」は形式的な裏付けはさして必要ない
  2. 個人でも、そのトピックにおける「生活の中の専門家」になることは可能
  3. 十分な専門知識によるトピックを作れば、賢威性と信頼性のあるWEBサイト構築になりえる

上記の事を考えれば、たとえymyl関連のアフィリ案件やブログジャンルが壊滅的であったとしても、コンテンツの作成方法を見直すことで復帰は十二分に可能と考えられます。

ただ、問題なのは「各種公式サイトの方が、その分野における専門的な情報をより正確に提供しているであろう」という判断が、今の検索結果の状況を見る限り、Googleにはありそうです。

なので、この「公式サイト(大型サイト) ≒ E-A-T最大値」の状況を覆すためだけに、高品質のコンテンツ作成を目指すのかは、コスパの問題等々も踏まえ、各WEB制作者が真剣に考えるべきタイミングなのかもしれません。

ぶっちゃけ、SEO対策は相対評価に過ぎないので、行き過ぎた相対評価は消耗戦に移っていきます。

そのことを考えれば、いつまでも無駄に争い続けるだけのSEO対策はさっさと抜け出して、他の方法を考えるのも、個人ブロガーや個人アフィリエイターは考えてもいいのでは? と思います。

 

E-A-Tを高める具体的な対策の考案

ここまでは、E-A-Tの基本的な事実を元にした考察が中心でしたが、ここから先は、今後のSEO対策で避けては通れぬ「E-A-Tを高める方法」について僕なりに考察したものを紹介したいと思います。

E-A-Tを高める具合的な方法と戦略

  1. サイトテーマを絞り込む
  2. 1記事1記事を超専門的に
  3. E-A-Tの高いサイトへ発リンク

①と②に関しては、僕が常々過去の記事でも伝えている「一つのテーマに絞って、集中的に書くこと!」や「個別記事は、狭く・深く・専門的に!」という内容を言い換えただけに過ぎません。

 

ここで新しく考えられるSEO対策(E-A-Tの高め方)としては、「E-A-Tの高いサイトへ発リンクする」という方法です。

従来のSEO対策では「被リンクの重要性」ばかりが語られてきましたし、被リンクの重要性については過去にGoogleがオフィシャルで認めた経歴もあります。

(30分20秒あたり)

質問者(英SEOジャーナリストのアモン・ジョーンズ):
色々なポイントが検索ランキングに影響するのはわかったけど、最も大切なのはどの要素ですか?それが分かれば、私達も、より品質の高いサイトを作れるようになりますよね。

リパセフ:
ええ。それは、コンテンツと、あなたのサイトについたリンクです。重要さはどちらも同じ程度で、両方そろっているかが大切です。

 

上記はGoogleのQ&Aからの発言ですが、他にも「Google が掲げる 10 の事実」からも「ウェブ上の民主主義は機能する。」と明言されてあります。

Google 検索が機能するのは、どのサイトのコンテンツが重要かを判断するうえで、膨大なユーザーがウェブサイトに張ったリンクを基準としているからです。

(中略)

ページ間のリンクを「投票」と解釈し、どのサイトが他のページから最高の情報源として投票されているかを分析します。この手法なら、新しいサイトが増えるたびに情報源と投票数が増えるため、ウェブが拡大するにつれて効果も高まります。

つまり「E-A-Tの高いサイトを目指しつつ、被リンクを獲得していくこと」は、今のSEO対策では公然の事実なのは間違いありません。

 

一方、E-A-Tの高いサイトの情報を引用文し発リンクを送ることが、E-A-Tを高める手法になりえる根拠は乏しいです。

ですが、一時猛威を振るった「neverまとめ」や「ウィキペディア」の上位表示ラッシュを考えれば、

E-A-Tの高いサイトから記事を引用し、引用文に対して持論を上乗せする手法は、今後のお手軽E-A-Tの高め方として、十二分に検証する価値があると言えます。

 

その他、E-A-Tを高めるサイトデザインとアイデア

以下、蛇足になるかもしれませんが、現在僕が考えうる範囲で考察した「個人アフィリエイターやブロガーが対応できるE-A-Tを高める方法」は以下の通りです。

E-A-T「内部対策」の考案

  • 専門的なサイトの立上げ
  • E-A-Tの高いサイトに発リンク
  • 引用や参照をできるだけ使う
  • 独自の情報や考察の掲載
  • whois情報の解禁
  • 運用年数を高める
  • プロフィールの充実
  • 問い合わせページ
  • 利用規約
  • 住所公開 など
E-A-T「外部対策」の考案

  • オーソリティサイトの立上げ⇒自演リンク
  • E-A-Tの高いサイトからの被リンク
  • サイテーションを増やす
  • SNSの運用
  • 相互リンク など

具体的なアイデアまで掘り下げていくと、付け焼刃的なアイデアが増えていくのは仕方ありません。

ただ、Googleが提唱する「E-A-T」の中でも、「専門性」をどう発揮するかについては、「形式ではなく、”生活の中の専門家”でもOK」と言っているのだから、そこを信じて付け焼刃的なことでも、日々E-A-Tの向上に努めるしか方法はありません。

 

それに、Googleは検索品質評価ガイドラインでも

3.1. ページ品質の評価:最も重要な要素

ページ全体の品質を評価するのに、最も重要なファクターが、下記です。

1.メインコンテンツの品質、そして量
2.ウェブサイトの情報、もしくは、ウェブサイトの責任者についての情報
3.ウェブサイトの評判
4.専門性、権威性、信頼性(E-A-T)

と名言している以上は、今僕が考案した内部対策・外部対策のE-A-T対策もあながち的外れではないことは分かるはずです。

ただ、「個人のWEB制作者が毎度毎度、責任者の情報を載せるのってどうよ?」っていう思いはあるんですけどね。

「WEBの良さは匿名性の高さだ!」なんて言ってた時代が懐かしい…。

 

ブラックにE-A-Tを高めるアイデアと意見

更に蛇足的な情報として「E-A-Tとか言っても、所詮はアルゴリズムだし、ブラックに操作することは出来るんじゃね?」と僕は思ってしまったり。

これは完全な未検証方法かつ、バレたら印象最悪な方法なので、やるときはペナルティ&炎上上等の精神でやって下さいね!

(仮説)ブラックにE-A-Tを高める方法

  1. 中古ドメインで自演リンクを送る
  2. クラウドワークスで紹介文を書かせる
  3. 自分の関係メンバーに紹介文を書かせる

たぶん、どの方法も理屈の上では効果があり、その良し悪しはGoogleのアルゴリズムでは判断ができないはずです。

もちろん、E-A-Tが高いサイトから被リンクを貰うことが望ましいですが、第三者からの紹介文(サイテーション)が一定の効果を出すことは、MEOの対策ノウハウから考えても十分効果があると予測できます。

そのため、クラウドワークスで外注さんを募り、自分のブログやサイトの紹介文を書いてくれたら報酬を払うと言うのは、意外と効果的だと思います。

また、ある程度自分のファンが募っているブロガーなら、彼らにお願いして、自身の紹介文を書いてくれるようにお願いするのも一つの方法です。

他には、従来通り、質の高い中古ドメインを買ってきて、被リンクを送ることも、E-A-T向上に一定の効果があると言えそうです。

ただ、この辺りの方法は「バレたら即炎上orペナルティ」なので、腹をくくれる人だけがどうぞ。

でも、犯罪じゃないし、多少の番外戦術も…ね。

 

現代SEOの主戦場はとっくに「E-A-T」に変わっている

いまだに日本のなんちゃってアフィリエイターやブロガーは、壊れたテープレコーダーみたいに「記事書け」しか言いません(と言うか、それしか言えないのでしょう)が、

実際に海外のWEBマスターたちの情報や、SEO関連の情報サイトに触れていれば、SEOの主戦場はとっくにE-A-Tに移行しているのが分かります。

参考記事

 

WEB担の方では日本語で分かりやすく掛かれていますが、mozの方で気になった部分を一文だけ抜粋するならば、以下の文言が非常に印象的でした。

Create great content that your audience loves.

(訪問者が愛する素晴らしいコンテンツを作りなさい)

Googleの問い合わせで多いのはやはり「どうすればランキングは改善されますか?」という質問らしく、

そして、その時に決まって返答する回答が「Create great content that your audience loves.」なのだとか。

このことを考えれば、E-A-Tを高めるヒントはそこにあるとも言えなくもありません。

そういう意味では、これからのアフィリエイトの形は、ブロガー形式に近い、情報発信者の”かお”が見えるサイト構成であり、訪問者に好かれる情報発信と言えるかもしれませんね。

ymylでSEOがガッタガタのアフィリエイターも多いかもしれませんが、今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。

また、僕は今脱アフィリ・脱フローを目指して「コミュニティ型のビジネス」を提唱しているので、もし良ければあなたもぜひ僕のサロンに参加して来て下さいね!

 

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