よく分かる目次
ペラサイトでハマる記事作成とは?
サイトの添削をしていると、こんな内容の質問というか要望みたいなものも受けることが多いです。
たしかに全ての読み手が、読んだだけで商品を欲しくなるような記事が書けたら、それほど心強い事はありません。
ただ、ペラサイトに限らず、記事や文章っていうのは、何度も何度も書き続けて行くことで少しづつ上達して行くものなので、僕から何かをアドバイスできる材料って言うのは実はそんなに多くないんです。
ただ、今回はペラサイトを作るときに、意識しておいた方がよい記事作成のコツやポイントみたいなものを解説したいと思います。
- クリックしやすい位置に広告を貼る
- 基本は1記事1テーマ1メッセージ
- 1つの記事に2つの役割を持たせる
今紹介したポイントは、僕がアフィリサイトで記事を作成するときに気に掛けているポイントです。
他にも記事作成のコツやポイントについては色々とありますが、基本的には上で紹介したようなことを意識して記事を書いている事が多いです。
ちなみに「どうしても記事が書けないっ!」って時にはこちらの記事も合わせて読んで頂けたら幸いです。
ペラサイトでの記事作成のコツ①「クリックしやすい位置に広告を貼る」
クリック率が命!
ペラサイトの記事作成を考えるときに、まず最初に考えて欲しいのが「どこに広告を挿入したらクリックされるのか?」という点です。
極端な話、訪問者の99%なんて記事は一切読まずに、自分の都合の良い部分だけ流し読みして、適当に頭の中で新しい文章を作って自己完結しちゃってます。
これは訪問者がバカという意味ではなく、情報量が多すぎるネット検索ではその方法が一番効率が良いから、自然とそうなったのだと思います。
それで、クリック率が高くなりやすいと言われている場所は以下の3か所です。(※クリックで拡大します。)
画像で紹介した通り、一般的には、記事の導入部分と、記事を読み切った下の部分、フッター部分の3か所がクリック率が高くなりやすいと言われています。
僕も今のところこの3か所でアフィリリンクを挿入することが多いですが、反応は上々です。
なので、ペラサイトでの記事の役割は、適切な位置に広告を挿入した後に、その広告周辺の文章だけ訪問者にとって耳触りの良い言葉を並べておくことが大切です。(酷い言い方だな…)
もちろん、訪問者にとって有益な情報もしっかり載せることも大切です。
ただ、ホスピタリティ精神だけでなく、商売人精神も持ち合わせてサイトを作ることがアフィリエイトでは大切。
売上が高そうなサイトほど、絶妙な位置に広告が挿入されているので、「これは!」と思ったサイトはどんどん参考にしていきましょう!
ペラサイトでの記事作成のコツ②「基本は1記事1テーマ1メッセージ」
クリック率が命!
ペラサイトで記事を作成するときに、もう一つ気を付けて欲しいのが「1記事1テーマ1キーワード」という考え方です。
要は「1つの記事に対して、1つのテーマだけを語り、1つの目標キーワードだけ上位表示を目指す」という考え方です。
初心者の人が失敗しやすいペラサイトの作成事例として「1つのサイトに情報を詰め込みすぎる」というパターンがあります。
アフィリエイトする商品を決めて、上位表示させたい目標キーワードを決めたら、あとはその事について徹底的に書き連ねた記事を1本完成させる。
これが自然とできるようになれば、ペラサイトの作成はもちろんコンテンツSEOを目指していく上でも強力な武器となります。
初めは大変に感じるかもしれませんが、慣れてくるとこの書き方が、記事にブレが起こりにくい書き方だと感じるようになるかと思います。
ペラサイトで記事を作るときは、大きなテーマやキーワードは狙わず、“ピンポイント”で小さいキーワードを拾っていくイメージが大切です。
下手に大きなキーワードを取り扱うと、訪問者の属性がバラバラになりやすく、折角上位表示に成功しても思ったように成約しないケースも多いです。
ある程度大きなキーワードでも上位表示できるようになって来たら、今度はペラサイトを卒業して、コンテンツSEOに挑戦してみるとさらに売り上げも伸びてきますよ。
ペラサイトでの記事作成のコツ③「1つの記事に2つの役割を持たせる」
2つの役割がある
ペラサイトで記事を作る場合、他のサイトと比べて内的SEOの要素が少ないので、Googleの検索結果では不利になりやすいです。
そこで「ペラサイトを作るときは1文字でも多く記事を書く」ことが上位表示戦略の一つとなり、文字数=コンテンツとして評価されやすいのが今のGoogleです。
ただ、記事が長くなれば長くなるほど、ページのボリューム量に圧倒されて、読まずに去っていく人が急増するのも事実。
「Googleに好まれる記事」と「ユーザーに好まれる記事」の使い分けがまだまだ必要なのが、昨今のSEO事情だと個人的には感じています。
Googleは、検索クエリに合致した検索結果を出す時に、以下のような要素を重要視する傾向にあります。
- キーワードの挿入回数
- 対象ページのコンテンツ量
- 情報の鮮度(最終更新日)
- オリジナル性
他にも細かい要素は色々とあるんですが、極端な話、「目標キーワードをゴリゴリに入れて、文字数モリモリに自分の意見をまとめた最新記事」をGoogleは好む傾向にあるということです。
仮に、上の条件を満たした記事を毎日1万文字以上のレベルで記事を書き続けられたら、間違いなく1年後にはGoogleからのアクセスが大量にやってきています。
ただ、当たり前ですが、上の条件だけではGoogleに好まれたとしても、必ずしも人に好まれる記事になっている訳ではありません。
そこでポイントになってくるのが「ユーザーに好まれる記事」という視点です。
サイトの方向性や集客したいユーザーの属性にもよって若干の差異はありますが、基本的には以下の特徴をもった記事がユーザーには好まれやすいです。
- 文字量が少なく、情報が簡潔明瞭である
- だけど、”わたし”の”何か”を満たしてくれる
- それでいて、無料で欲求を満たしてくれる
これらの条件を満たしているほど、リピーターが付きやすいサイトに育っていきます。
僕自身の事も含めて思いますが、元来ユーザーって言うのは”ワガママでバカな生き物”なのだと思います。
要は
「文字はあんまり読みたくないから、情報は簡潔にしたうえで、”わたし”もよくわからないこの気持ちを満たしてちょーだい!もちろん無料でね!」
って言う欲求を満たせる記事やコンテンツが多くなるほど、リピーターやファンは付きやすい傾向にあります。
「アホか」と思うかもしれませんが、スマホゲームやYouTube(最近話題の「漫画村」なんかも)、無料で分かりやすくユーザーの欲求を満たしてしまっているからこそ、あれだけ注目されてしまう訳です。(違法性や倫理観は無視した上での話ですよもちろん)
つまり、目標キーワードで上位表示を目指さない、口コミやSNSの拡散などでアクセスアップを目指すなら、今紹介した方法でも十分アクセスアップは狙えるということ。
ただ問題なのは、僕らが作ろうとしているサイトは「ペラサイト」という点です。
そもそもGoogleは”文字数が多い記事を好む”傾向が強いので、ユーザー好みの文字数が少ない簡潔明瞭な記事は、実際問題として上位表示しにくいです。
ましてや、ペラサイトの量産は「目標キーワードで上位表示して何ぼの世界」なので、Googleに大変好まれるようにしつつ、ユーザーにも広告をクリックしてもらえる程度には好まれておく必要があります。
この辺の問題を克服するのは結構大変なんですが、一つの打開策としては、以下のような対策を打つのが現実的だと思います。
- 冒頭で記事の結論を伝える
- 記事中に結論の理由を”長々”と伝える
- 文末にもう一度結論を伝える
理想を言えば、記事のファーストビューに検索クエリに対してのアンサーが表示される位の勢いで結論をまとめておくのが理想的です。
分かりやすい事例としては、livedoorの主要ニュースをクリックしたときに現れる「ざっくり言うと」のような部分が冒頭にあると、記事も比較的読まれやすいということです。
別にlivedoorはSEO対策目的で「ざっくり言うと」を設置したのではないと思いますが、参考になる部分が多いと思います。
他にもGoogleに好まれる記事を目指しつつ、ユーザーに好まれる記事を両立させる工夫をしているサイトはいっぱいあるので、良いサイトがあればどんどん参考にしていきましょう!
他にも、冒頭や見出しの直後に漫画を入れたり、吹き出しアイコンを入れたりして、離脱率を下げる工夫をしているアフィリエイターは多いです。
SEO対策によるアクセスアップを目指す上では、「Googleに好まれる記事」と「ユーザーに好まれる記事」の両立をどこまで成立させられるかがポイントなので、色々と参考にされてみて下さい。
Googleとユーザーに好まれるペラサイトの記事構成の案
今回はペラサイトの記事作成のコツとして、ウダウダと長く書いてしまいましたが、まずは書いてみるところから始めて、できる範囲から真似してみましょう!
最後に、今のところ僕が考えているペラサイトにおける記事構成の案を図にまとめてみました。(※クリックで拡大します)
たぶん、今の大手のアフィリサイトは大体この形をとっているかと思いますが、Googleからのペナルティリスクを減らしつつ、アフィリエイトのサイト収益を安定的に上げやすい形になっているからです。
今回紹介した記事構成の案は、ペラサイトじゃなくても応用が効く部分が多いので、ぜひやってみて下さいね!